「インプラントって、総入れ歯をしてる人はできないの?」
これほどインプラントが普及しても、65歳以上の日本人の約20%の方が、総入れ歯をされています。これまで、総入れ歯で悩まれている多くの方がインプラントを希望される際に最大の問題となっていたのがその費用でした。
なぜなら、これまで総入れ歯の方がインプラントを入れるとなると8〜12本も埋め込む手術が一般的でした。本数が多いと、手術時間が長くなり、術後の腫れも大きく、費用もかさみました。
しかし、最近の研究で、特殊な技術を用いて埋め込めば、日常生活に必要な12本(片顎)の人工の歯を支えるために必要なインプラントは、4〜6本にできることがわかったのです。
必要最少本数(4本)で、上または下の歯をすべて支える――これが ALL ON 4 (オールオンフォー)の考え方です。
また、骨が薄い場合、これまではインプラント治療をあきらめるか、あるいは大がかりな骨の移植手術をしてから臨むしか方法がありませんでしたが、このような場合にも、この ALL ON 4 (オールオンフォー)であれば移植手術なしにインプラント治療をすることができます。
埋入の本数は、骨の状態を検査し、検討した上で最適な本数を決定します。埋入後は、その日のうちに仮歯を固定しますので、軽いお食事や会話に困ることはございません。
これまで、総義歯の患者様にとって、インプラント手術は埋入本数が多く、費用やからだへの負担の点から、非常に敷居の高いものでしたが、「オールオンフォー」が登場したことによって、インプラント治療というものが、ごく身近に感じられるようになったと思います。
このオールオンフォーによって総入れ歯から固定式の歯に希望される方が増えてきました。
今までなら、手術後約3ヶ月から6ヶ月間、総入れ歯で我慢していただき、費用も400、500万円かかっていましたが、この「オール・オン4」の方法では、手術後すぐに固定式の歯が入り、費用も250万円前後となりました。 「オールオンフォー」は、ノーベルバイオケアの画期的な即時負荷のコンセプトをベースに、ポルトガル、リスボンにあるクリニカ・マロのDr.パウロ マロによって開発された、無歯顎または無歯顎になりそうな歯周病のひどい患者様のための、インプラント手術法です。
特徴のひとつは、比較的顎の骨が硬い前歯に向かって奥歯から傾斜角をつけて2本のインプラントを埋め込み、前歯に2本垂直に埋入することによって、わずか4本のインプラントで十分な初期固定を得ることができる、ということです。
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石膏模型の上で、アクリルレジン製の上部構造の調整を行います。
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半年程度、仮歯で機能させ、その後、最終的なかぶせ物を作成し装着します。
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歯肉を切開したら、まず顎骨の中央に垂直に穴をあけ、チタン製のオールオンフォーガイドを取り付けます。
このガイドは、インプラントの正しい位置とドリリングの際の角度を分かりやすくすると同時に、舌を保護する役割も持っています。
最大45度で、奥歯にドリリングするところです。傾斜角をつけると同時に、オトガイ孔と下歯槽神経をさけて埋入していきます。
インプラントを埋入したら、オールオンフォーガイドで角度を確認しながら、角度付マルチユニットアバットメント(インプラントの土台)をつけます。
前歯部に、垂直に2本埋入して、マルチユニットアバットメントを取り付けます。
歯肉を縫合したあと、印象をとります。 
最後に、患者様の口腔内に仮の上部構造を取り付け、咬合調整を行って、終了です。